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2021/09/27 08:29

米国株大引け概況(詳報): 小動き、ダウは小幅に3日続伸 無料記事

 先週末24日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比33.18ドル(0.10%)高の3万4798.00ドルと小幅に3日続伸する半面、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は4.54ポイント(0.03%)安の1万5047.70ポイントと小反落で取引を終えた。テーパリング(金融緩和の縮小)や中国恒大集団のデフォルト観測を巡る懸念がくすぶるなか、主要指数はマイナス圏で寄り付いたが、ほぼ前日終値を挟んだ動きに終始している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇(4業種が下落)。エネルギー株や金融株のほか、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)や電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)など大型ハイテク株の一角が買われた。半面、公益やREITなどのディフェンシブセクターは弱含み。長期金利を代表する10年債利回りは、1.45%(↑0.02ポイント)と上昇基調を続けている。
 消費銘柄の一角は高い。第4四半期(6〜8月)決算の上振れを背景に、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が3.31%上昇した。また、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)は0.67%高。四半期配当を7%引き上げ、自社株買いを再開することが好感されている。
 一方、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が6.26%安と急落。第1四半期(6〜8月)の売上高が下振れた上、通期売上高ガイダンスを下方修正したことが嫌気された。海外工場の一時閉鎖などに伴う生産・配送の遅延を理由に挙げている。


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