週明け18日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に底堅い展開。主要指標のダウ平均が前営業日比36.15ドル（0.10％）安の3万5258.61ドルと小反落したものの、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が124.47ポイント（0.84％）高の1万5021.81ポイントと4日続伸で取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500も同様に買われ、15.09ポイント（0.34％）高の4486.46ポイントと4日続伸している。
　決算期待が追い風。中国の成長減速を嫌気して朝方にマイナス圏で寄り付いたものの、その後は大型ハイテク株や成長株が業績期待で買い進まれた。今週に決算発表を控える主要銘柄が買われ、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.54％高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.21％高と値上がりしている。先週には、ゴールドマン・サックス(@GS/U)やチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)など主要金融銘柄が好決算を発表していた。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。大型ハイテク株が含まれる一般消費財、情報技術、コミュニケーションの3セクターで上げが目立つ。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.01％高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.18％高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.00％高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が3.26％高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.11％高と強含んだ。
　このほか、成長株の一角も高い。セキュリティ・CDNサービス企業のクラウドフレア(@NET/U)が7.80％高、後払いフィンテックのアファーム(@AFRM/U)が7.17％高とそろって過去最高値を切り上げたほか、新興セキュリティ企業のクラウドストライク・ホールディングス(@CRWD/U)が4.48％高と値を上げた。


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