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2022/10/14 08:50

米国株大引け概況(詳報):急反発、ダウ平均は3万ドルを回復 無料記事

 13日のNY株式市場は、売り先行後に大きく買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって急反発し、それぞれ前日比827.87ドル(2.83%)高の3万38.72ドル、232.05ポイント(2.23%)高の1万649.15ポイントで取引を終えた。
 この日の相場は荒い値動き。朝方発表の9月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.2%上昇、食品とエネルギーを除いたコア指数が同6.6%上昇と、いずれも市場予想(それぞれ約8.1%上昇、約6.5%上昇)を上回った。この結果を受けて相場は大きく下げて寄り付いたが、米長期金利の上昇が一服した後はショートカバーや値ごろ感による買い戻しが優勢になった。主要指数は朝方に前日比で約2%安と売られたが切り返したことで、日中の値幅は5%を超えている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでも、銀行を中心に金融セクターの上げが目立つ。バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が6.13%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が5.56%高、シティグループ(@C/U)が5.17%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が4.62%高と買われた(主要銀行の2022年7〜9月期決算発表は、14日から始まる予定)。
 エネルギーセクターも高い。石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が4.85%、3.50%ずつ上昇したほか、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が5.54%高、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.14%高と値を上げている。
 他の個別動向では、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が5.27%高。11月から広告付き配信サービスを米国や日本など11カ国で始める(月額6.99ドル)と発表したことが追い風だ。


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