2023/03/03 11:04
百貨店のメイシーズ11%高、4Q利益の上振れなどで
2日のNY株式市場では、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が前日比11.11%高の22.70ドルと急伸して取引を終えた。減収減益の決算を発表したが、利益の上振れなどが好感されている。
前日引け後に発表された第4四半期(2022年11月〜23年1月)決算は想定されたほど悪くない結果だった。売上高が前年同期比4.62%減の82億6400万ドル、純利益が同31.53%減の5億800万ドルに縮小するという結果で、売上高が市場予想(約82億9500万ドル)にやや届かなかったものの、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、1.88ドル)が市場予想(約1.58ドル)を大きく上回った。
ブランド別の既存店売上高は増減まちまち。直営店ベースでは「メイシーズ」が3.9%減る一方、高級百貨店の「ブルーミングデールズ」と高級化粧品チェーンの「ブルーマキュリー」がそれぞれ1.2%、7.2%ずつ増えた。インフレによる消費減速が警戒されているものの、高級品の消費が伸びていることを示している。
ジェフ・ジェネット最高経営責任者(CEO)は「プロモーションを減らし、戦略的な値下げを行い、意図的に不採算なセールを行わなかった」とコメントした。米現地メディアによると、同社の第4四半期・粗利益率は34.1%(↓2.4ポイント)に下がったが、約10ポイント下がったコールズ(@KSS/U)など同業他社ほど悪くなかった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日引け後に発表された第4四半期(2022年11月〜23年1月)決算は想定されたほど悪くない結果だった。売上高が前年同期比4.62%減の82億6400万ドル、純利益が同31.53%減の5億800万ドルに縮小するという結果で、売上高が市場予想(約82億9500万ドル)にやや届かなかったものの、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、1.88ドル)が市場予想(約1.58ドル)を大きく上回った。
ブランド別の既存店売上高は増減まちまち。直営店ベースでは「メイシーズ」が3.9%減る一方、高級百貨店の「ブルーミングデールズ」と高級化粧品チェーンの「ブルーマキュリー」がそれぞれ1.2%、7.2%ずつ増えた。インフレによる消費減速が警戒されているものの、高級品の消費が伸びていることを示している。
ジェフ・ジェネット最高経営責任者(CEO)は「プロモーションを減らし、戦略的な値下げを行い、意図的に不採算なセールを行わなかった」とコメントした。米現地メディアによると、同社の第4四半期・粗利益率は34.1%(↓2.4ポイント)に下がったが、約10ポイント下がったコールズ(@KSS/U)など同業他社ほど悪くなかった。
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