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2023/01/24 08:38

米国株大引け概況(詳報): 続伸、ナスダックは2%高 無料記事

 週明け23日のNY株式市場は、「ソフトランディング」期待が続くなかで買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比254.07 ドル(0.76%)高の3万3629.56ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が223.98ポイント(2.01%)高の1万1364.41ポイントとそろって続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も続伸し、47.20ポイント(1.19%)高の4019.81ポイントで終了。4000ポイントの大台を回復し、200日移動平均線(3966ポイント)を上回った。
 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、市場では利上げペースの減速を織り込む流れ。「FedWatchツール」によると、次回FOMCで0.25%利上げされることはほぼ確実視されている。先週発表された12月の卸売物価指数(PPI)や小売売上高が下振れたほか、ウォラーFRB理事が先週末20日の講演で「0.25%の利上げを希望する」とコメント。週末のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の記事では「FRBが春に利上げを停止する可能性を検討する」と報じられるなど、利上げが終わりに近づいてる可能性が示唆された。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇(エネルギーのみ逆行安)。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、コミュニケーション、一般消費財の上げが目立つ。中国の経済再開の動きが期待されるなか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.35%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.74%高と値を上げたほか、半導体銘柄が急伸した。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が7.59%高、モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が6.62%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が9.22%高と買われている(SOX指数は5.01%高)。


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