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2023/02/15 08:40

米国株大引け概況(詳報): ダウ反落、ナスダックは続伸 無料記事

 14日のNY株式市場は、金融政策や景気の動向をにらみながら売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比156.66ドル(0.46%)の3万4089.27ドルと反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が68.36ポイント(0.57%)高の1万1960.15ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、1.16ポイント(0.03%)安の4136.13ポイントとほぼ横ばいだった。
 やや高めのインフレ指標を織り込む流れ。この日朝に発表された1月・消費者物価指数(CPI)と同コア指数は前年同月比でそれぞれ6.4%、5.6%ずつ上昇するという結果で、22年12月(それぞれ↑6.5%、↑5.7%)からやや減速したものの、市場予想(それぞれ約↑6.2%、約↑5.5%)を上回った。米金融当局の利上げ停止につながる内容ではなかったため、債券が売られ、2年債利回りが4.62%(↑0.10ポイント)、10年債利回りが3.74%(↑0.04ポイント)に上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。生活必需品やヘルスケア、公益などディフェンシブセクターを中心に弱含んだ。飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.67%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.93%安、製薬大手のギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が2.07%安と値を下げている。
 一方、大型ハイテク株が含まれる一般消費財や情報技術など4業種は上昇。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.51%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.43%高と買われた(SOX指数は2.10%高)。


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