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2023/01/16 08:41

米国株大引け概況(詳報): 続伸、売り先行後に買い戻し 無料記事

 先週末13日のNY株式市場は、銀行決算を消化しつつ騰勢が続く展開。主要指標のダウ平均が前日比112.64ドル(0.33%)高の3万4302.61ドルと4日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が78.06ポイント(0.71%)高の1万1079.16ポイントと6日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も4日続伸し、15.92ポイント(0.40%)高の3999.09ポイントと大台の4000ポイント近くまで戻している。
 このところの株価上昇を受けて朝方に利食い売りが先行したものの、「利上げペースが遅くなる」との観測が根強いなかで買い戻す動きが優勢となった。この日発表された主要銀行の決算は、貸倒引当金が積み増されるなどマイナス面があるものの、概ね想定通りの結果。投資家心理に与える悪影響は限定的だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる一般消費財やコミュニケーション、情報技術のほか、決算発表が相次いだ金融などが値を上げた。米国で6〜20%の値下げを発表した電気自動車大手テスラ(@TSLA/U)が0.94%安と弱含んだものの、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.99%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.09%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が0.81%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.01%高と強含んでいる。
 金融セクターも高い。この日決算を発表したウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.25%高、JPモルガン・チェース(@JPM/U)が2.52%高、シティグループ(@C/U)が1.69%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.21%高で引けた。
 なお週明け16日は、キング牧師記念日で休場となる。


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