週明け6日のNY株式市場では、医薬品の開発支援・受託製造を手掛けるキャタレント(@CTLT/U)が前営業日比19.54％高の67.00ドルと急伸して取引を終えた。被買収観測が刺激材料となるなか、4カ月ぶりの高値水準を回復している。
　ブルームバーグ通信が先週末4日に関係筋情報として伝えたところによると、産業コングロマリット大手のダナハー(@DHR/U)がキャタレントの買収に関心を示しているもよう。「かなりのプレミアム」を上乗せした評価をしているという。キャタレント側がどう反応するか、身売りに関心があるかどうかは不明とされる。
　時価総額が約100億ドルに上るキャタレントは、医薬品、ヘルスケア製品、バイオ医薬品、遺伝子・細胞治療薬、注射剤などの開発・受託製造サービスを手掛ける。モデルナ(@MRNA/U)やジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)、英アストラゼネカなどのヘルスケア企業と提携し、新型コロナのワクチン・治療薬の製造などを支援していた。コロナ禍の際に市場の注目を集め、株価が急伸していたが、現在はコロナ前の株価水準に戻っている。


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