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2022/11/24 08:28

ミシガン大学消費者態度指数:11月確報値は56.8、短期のインフレ期待が低下 無料記事

 ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターは23日、11月の消費者態度指数(確報値)を発表し、前月(59.9)を3.1ポイント下回る56.8に低下したことを明らかにした。11月速報値の54.7からは2.1ポイント上方修正し、市場予想(約55)を上回っている。
 指数の内訳は、「現在の景況感」が58.8(前月:65.6)、「今後の見通し」が55.6(前月:56.2)とそろって低下した。
 消費者のインフレ期待の一部を下方修正。消費者の1年期待インフレ率が5.0→4.9%(速報値:5.1%)に低下する一方、5年期待インフレ率が2.9→3.0%(速報値:3.0%)に上昇した。
 この統計は、非営利民間調査団体の全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表する「消費者信頼感指数(CCI)」と同様に、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。原則的に速報値が毎月第2金曜日、確報値が毎月最終金曜日に発表される。1966年のデータを100として数値化している。アンケート調査の対象は、速報値で300世帯、確報値で500世帯とコンファレンスボードのCCI(調査対象:約5000世帯)より少ない。調査対象が少ないことで数値のブレが大きいものの、速報値はコンファレンスボードの消費者信頼感指数より早く発表される利点がある。


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