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2023/10/06 10:00

新興EVのリビアン23%安、グリーンCB起債計画の発表後に急落 無料記事

 5日のNY株式市場では、電気自動車(EV)新興メーカーのリビアン・オートモーティブ(@RIVN/U)が前日比22.88%安の18.27ドルと急落して取引を終えた。起債計画の発表後に株価が急落したことを踏まえ、市場では「投資家にとってサプライズだった」との見方が浮上している。
 同社は4日引け後、適格機関投資家に対するグリーン転換社債(CB)の発行を通じ、総額15億ドルを調達すると発表した。転換価格や金利は割り当て時に決定する予定。「グリーンボンド」は、エコプロジェクトを支援する投資家から通常より安価なコストで資金調達できる仕組みだ。
 ただ、年初来でコストを削減し、バランスシートを強化する取り組みを進めてきたため、追加の資金調達計画が市場関係者を驚かせた可能性がある。今年2月に6%の人員リストラを行い、翌3月には今回と同様にグリーンCBの起債で13億ドルを調達した。また、「R2」シリーズの発売時期を2025年→26年に延期することも決めていた。
 リビアンの保有現金は減少傾向。昨年6月末時点で約155億ドルあった現金および現金等価物が今年6月末に約102億ドルへ減った。会社側の推定によると、9月末時点で約91億ドルに減ったとみられている。


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