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2023/08/10 08:52

米国株大引け概況(詳報): 続落、大型ハイテク株の軟調続く 無料記事

 9日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に売りが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比191.13ドル(0.54%)安の3万5123.36ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が162.30ポイント(1.17%)安の1万3722.02ポイントとそろって続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、31.67ポイント(0.70%)安の4467.71ポイントと続落して引けている。
 8月に入り、軟調な流れが続いている状態。今年前半にインフレ減速や人工知能(AI)を巡る期待で上昇基調が続いたこともあり、ここにきて上昇したハイテク銘柄を中心に売られる動きが強まっている。翌10日に7月消費者物価指数(CPI)が発表されることを控えて、買い手控えムードが広がったことも重しだ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。大型ハイテク株が含まれる情報技術、コミュニケーション、一般消費財の3セクターが1%超の下げを記録した。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.72%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.17%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.38%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.01%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.49%安と値下がりしている。
 一方、エネルギーや公益、生活必需品などの業種は強含み。 石油大手の エクソン・モービル(@XOM/U)が1.70%高、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が1.71%高、電力大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が0.85%高で引けた。


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