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2023/08/25 08:53

米国株大引け概況(詳報): 反落、金利上昇でナスダック2%安 無料記事

 24日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に戻り売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前日比373.56ドル(1.08%)安の3万4099.42ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が257.06ポイント(1.87%)安の1万3463.97ポイントとそろって反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、59.70ポイント(1.35%)安の4376.31ポイントと反落して引けている。
 前日引け後に発表されたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の最新決算は、良好な内容だったものの「ハイテク株ラリー」につながらず。朝方に一時6.60%高で始まったものの、結局ほぼ横ばい(0.10%高)にとどまり、それ自体が投資マインドを悪化させた。
 また、パウエルFRB議長のジャクソンホール講演を25日に控え、「内容がタカ派的なものになるのでは」との不安もくすぶる。この日の新規失業保険申請件数で米労働需給の引き締まりが確認されたこともあり、米国債が売られ、2年債利回りが5.02%(↑0.05ポイント)、10年債利回りが4.24%(↑0.05ポイント)と上昇。ハイテク株売りにつながりやすい地合いだった。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて下落。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、コミュニケーション、一般消費財の3セクターが軒並み2%余りの下げを強いられた。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.62%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.15%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が6.97%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.09%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が4.82%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.88%安と軒並み値下がりしている。


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