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2022/10/19 08:53

米国株大引け概況(詳報): 続伸、決算期待が続く 無料記事

 18日のNY株式市場は、決算期待でリバウンド狙いの買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比337.98ドル(1.12%)高の3万523.80ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が96.60ポイント(0.90%)高の1万772.40ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、42.03ポイント(1.14%)高の3719.98ポイントと続伸している。ただ、10年債利回りが4%台をキープするなど金利動向は気掛かり材料。朝高(一時的にダウは2.16%高、ナスダックは2.78%高、S&P500指数は2.30%高まで上昇)後には失速し、上げ幅を縮小した。
 堅調な企業業績が相場の追い風。17日に発表された金融大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)の好決算に続き、この日はゴールドマン・サックス(@GS/U)の7〜9月期業績が上振れたことが好感された。
 セクター別では、S&P500全11業種が全て上昇。なかでも資本財や素材、金融など景気敏感株・バリュー株が含まれるセクターを中心に買われた。前述したバンク・オブ・アメリカが3.75%高、ゴールドマン・サックスが2.33%高と上昇したほか、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が3.02%高、航空・防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が3.42%高、軍用機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が8.69%高と値を上げている(ロッキード・マーチも直近の業績で調整後利益が上振れ)。
 前日に買われた大型ハイテク株も概ね続伸。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.26%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.94%高と強含んだ。半導体関連は精彩を欠き、「上場が近い傘下モービルアイの評価額が引き下げられた」と報じられた半導体大手のインテル(@INTC/U)は2.08%安で引けた。


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