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2022/11/24 08:46

米国株大引け概況(詳報):続伸、FOMC議事要旨を好感 無料記事

 23日のNY株式市場は、米利上げペース鈍化の可能性が示される中で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続伸し、前日比95.96ドル(0.28%)高の3万4194.06ドル、110.91ポイント(0.99%)高の1万1285.32ポイントで取引を終えた。
 この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(11月開催分)で、かなり大部分の参加者が「利上げペースの減速が間もなく適切になる」との認識を示したことが分かった。また、一部の参加者は行き過ぎた金融引き締めが金融の安定や米景気に与えるリスクに言及している。こうした内容を受け、積極的な金融引き締めが続くとの懸念が後退した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち、エネルギーを除く10セクターが上昇。なかでも、一般消費財セクターの上げが目立つ。電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が7.82%高と急伸したのをはじめ、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が1.11%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.00%高、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が0.64%高と買われた。
 コミュニケーションサービス・セクターも高い。エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が2.77%高、ネット動画配信のネットフリックス(@NFLX/U)が1.68%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が1.45%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.72%高と値を上げている。
 他の個別動向では、農機大手のディア・アンド・カンパニー(@DE/U)が5.03%高。この日発表された2022年8〜10月期決算で、売上高と希薄化後EPSが市場予想を上回ったことなどが追い風だ。
 なお、24日の米株式市場は感謝祭休暇のため休場となる。


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