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2022/12/30 08:56

米国株大引け概況(詳報): 反発、ナスダックは2.6%高 無料記事

 29日のNY株式市場は、グロース株を中心に幅広く買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比345.09ドル(1.05%)高の3万3220.80ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が264.80ポイント(2.59%)高の1万478.09ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も反発し、66.06ポイント(1.75%)高の3849.28ポイントで引けている。
 翌日に今年最後の取引を控えるなか、このところ上昇していた長期金利の低下が相場の追い風になった。10年債利回りは3.81%(↓0.07ポイント)に低下している。この日発表された新規失業保険申請件数は22万5000件(前週比↑9000件)とやや増加(市場予想:約22万5000件)。緩やかに悪化する一方、なお歴史的低水準を維持しており、ソフトランディングの可能性を示唆したことが好感されたようだ。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれるコミュニケーション、情報技術、一般消費財の3セクターが軒並み2%超の上昇幅を記録した。このところ売り込まれていた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が8.08%上昇したほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.83%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.04%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.88%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.82%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が4.01%高と値を上げている。
 グロース株も買い戻す動き。ECサイト構築支援サービスのショッピファイ(@SHOP/U)が7.54%高、クラウド型セキュリティ・CDNサービス企業のクラウドフレア(@NET/U)が7.44%高、ゲーム開発用ソフトウェアのユニティ・ソフトウェア(@U/U)が7.39%高と買われた。


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