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2023/04/27 09:26

2Q予想の下振れでエンフェーズ・エナジー26%安、米国事業が足踏み 無料記事

 26日のNY株式市場では、太陽光発電向けマイクロインバーターを手掛けるエンフェーズ・エナジー(@ENPH/U)が前日比25.73%安の163.83ドルと急落して取引を終えた。米国事業の足踏みで成長が減速する可能性が嫌気されている。
 前日引け後に発表した第1四半期(1〜3月)決算は、65%増収・183%増益という結果で上振れたものの、ガイダンスの下振れに注目が集まった。会社側は23年第2四半期(4〜6月)の業績について、売上高を前年同期比32〜41%増の7億〜7億5000万ドルと予想している(市場予想の約7億5870万ドルを下回る)。
 同社のBadri Kothandaraman最高経営責任者(CEO)は決算発表後にCNBCのインタビューで、「我々は基本的に米国で成長していない」とコメントした。第1四半期の地域別売上高は、欧州が前四半期比で25%増を記録する半面、主力の米国が同9%減と苦戦している。Kothandaraman氏によると、テキサス州、フロリダ州、アリゾナ州などで、金利の上昇と光熱費の低下が合わさり、消費者が太陽光発電導入の決定を遅らせているという。
 エンフェーズの株価急落で、他の太陽光発電関連銘柄も連れ安。26日のNY株式市場では、ソーラーエッジ・テクノロジーズ(@SEDG/U)が10.43%安、サンラン(@RUN/U)が9.00%安、ファースト・ソーラー(@FSLR/U)が5.23%安と軒並み売り込まれた。


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