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2023/08/14 09:33

米国株週間相場見通し:様子見ムード濃厚か、金融政策動向に不透明感 無料記事

今週のNY株式市場は、金融政策の行方を気にしながら様子見ムードが広がりそうだ。
 景気の底堅さと原油価格の上昇によるインフレ懸念の再燃で、金融政策の先行きに再び不透明感が浮上。これにより、足元の10年債利回りは4.1%台と高水準で推移する流れだ(22年10月の水準まで上昇)。現時点で「利上げは既に終了」との見解が有力だが、FRB高官の一部で追加利上げを主張するタカ派も散見される。
 先週末に発表されたインフレ指標も、利上げ懸念の払しょくにつながっていない。7月のCPIこそ市場予想を下回ったが、PPIが予想を上回るなどまちまちの内容。結局、先週末はダウ平均が上昇する一方でナスダック総合指数やS&P500指数は軟調な展開を強いられた。
 今週はまた、FOMC議事録の公表や重要経済指標(7月の小売売上高、NY景況指数など)の発表を控えるため、マーケット全体に警戒心が広がる流れとなろう。


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