週明け24日のNY株式市場は、手掛かり材料難で小動きの展開。主要指標のダウ平均が前日比66.44ドル（0.20％）高の3万3875.40ドルと小幅続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が35.26ポイント（0.29％）安の1万2037.20ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、 3.52ポイント（0.09％）高の4137.04ポイントと強含んだ。
　マイクロソフト(@MSFT/U)やメタ・プラットフォームズ(@META/U)、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)などハイテク大手の決算発表が今週相次ぐため、様子見ムードが続く状態。多くの企業がこれまでのところ（すでに引き下げられた）市場予想を上回る利益を報告しているものの、決算発表を控えて弱含むハイテク株も散見された。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。エネルギーのほか、素材、ヘルスケア、公益などが強含んだ。原油続伸で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.89％高と値を上げたほか、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が1.04％高、医療保険大手のエレヴァンス・ヘルス(@ELV/U)が2.70％高、電力・ガス供給大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が0.67％高と上昇している。
　一方、大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財など5業種は下落。決算発表を控えたマイクロソフトが1.40％安、顧客管理ソフト大手のセールスフォース(@CRM/U)が2.06％安、半導体大手のインテル(@INTC/U)が2.11％安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.53％安と値を下げた。


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