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2022/11/22 09:49

テスラ7%安、中国コロナ不安など悪材料相次ぐ 無料記事

 21日のNY株式市場では、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が前営業日比6.84%安の167.87ドルと急落し、4日続落で取引を終えた。約2年ぶりの安値水準。経営トップによる他社買収に始まり、中国のコロナ懸念再燃、米国のリコールの動き――などマイナス材料が相次いだことが嫌気された形だ。
 一部の投資家は、テスラに対するイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の関心が薄れることを警戒。米現地メディアによると、「マスクCEOが新たに買収したソーシャルメディア大手のツイッターに夢中になり、テスラの運営戦略がとん挫するのではないか」と心配されているという。マスク氏がツイッターの買収を完了した10月末以降、テスラの株価は計25%ほど下落している。
 中国の生産・販売ウェートが高いテスラにとっては、中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることもマイナス材料。サプライチェーンの再混乱、原材料費の高騰などが警戒されている。10月下旬には、需要刺激に向けて中国で主力車種「モデル3」、「モデルY」の値下げを実施したばかりだった。
 先週19日には、米国で大規模リコールも発表。「モデル3」、「モデルY」の計32万台超について、リアライト(尾灯)の異常を届け出ている。18日にも、米国で「モデルX」のエアバッグ不良のリコール(約3万台)を報告したばかりだった。


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