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2023/05/02 08:36

米国株大引け概況(詳報): 小反落、FOMCなど控え様子見 無料記事

 週明け1日のNY株式市場は、重要イベントを控えてやや弱含む展開。主要指標のダウ平均が前営業日比46.46ドル(0.14%)安の3万4051.70ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が13.98ポイント(0.11%)安の1万2212.60ポイントとそろって小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も1.61ポイント(0.04%)安の4167.87ポイントで引けている。
 今週2〜3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、4日のアップル(@AAPL/U)決算、5日の雇用統計などの発表を控えるなか、動きを見極めたいと慎重なスタンスが広がった。週末に地銀大手のファースト・リパブリック・バンク(@FRC/U)が当局の管理下に入ったと報じられ、1日朝に金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が同資産の大部分を買収すると発表したことで、懸念されていた地銀の預金流出問題はいったん落ち着いている。米国債は売られ、2年債利回りが4.14%(↑0.13ポイント)、10年債利回りが3.57%(↑0.15ポイント)に上昇。メタ・プラットフォームズ(@META/U)やコムキャスト(@CMCSA/U)など複数企業が起債したことなどが影響した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。エネルギーや一般消費財などのセクターが売られている。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が3.10%安と値を下げたほか、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.22%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.51%安、半導体大手のインテル(@INTC/U)が2.45%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.55%安で引けた。
 一方、ヘルスケアや資本財など5業種は上昇。医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.51%高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.23%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.18%高と値を上げた。


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