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2023/06/30 08:43

米国株大引け概況(詳報):ダウ269ドル高、金融銘柄がけん引 無料記事

 29日のNY株式市場は、銀行株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比269.76ドル(0.80%)高の3万4122.42ドルと反発して引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は0.42ポイント(0.00%)安の1万3591.33ポイントと小反落して取引を終えている。
 相場をけん引したのは金融セクター。前日引け後に公表されたストレステスト(健全性審査)で、米大手23銀行のすべてがパスしたことが好感されている。ダウ平均構成銘柄では、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が3.49%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が3.01%高、ビザ(@V/U)が2.79%高と買われた。このほか、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が4.50%、2.10%ずつ値を上げている。
 力強い米経済指標も支援材料。米商務省が発表した2023年1〜3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は、前期比で2.0%増(年率換算)と改定値(1.3%増)から上方修正された(市場予想の約1.4%を上回る)。また、週間の新規失業保険申請件数は23万9000件と市場予想(約26万5000件)を下回ったほか、前週の修正値から約2万6000件減少している。
 一方、大型ハイテク株は軟調。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.32%安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.90%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.88%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.24%安と売られた。 


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