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2023/01/26 08:43

米国株大引け概況(詳報): 朝安後に下げ幅を縮小、ダウは小幅続伸 無料記事

 25日のNY株式市場は、強気派と弱気派が拮抗するなか、朝安後に押し目買いが優勢になる展開。主要指標のダウ平均が前日比9.88ドル(0.03%)高の3万3743.84ドルと小幅に4日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が20.91ポイント(0.18%)安の1万1313.36ポイントと小幅に続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は0.73ポイント(0.02%)安の4016.22ポイントとほぼ変わらず。200日移動平均線(3961ポイント)を割れた後に戻っている。
 前日引け後に発表されたIT大手マイクロソフト(@MSFT/U)の最新決算でガイダンスが精彩を欠いたことやクラウドサービス「Azure」の成長減速が示されたことを受け、朝方はハイテク企業の成長減速懸念が蒸し返された。主要株価指数が下落して寄り付いたが(一時的にダウは1.36%安、ナスダックは2.33%安、S&P500は1.69%安まで下落)、その後はじりじりと下げ幅を縮めている(ダウ平均はプラ転)。下げのきっかけとなったマイクロソフトは、一時4.60%安まで売り込まれた後、結局0.59%安まで下げ幅を縮小した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。金融や一般消費財、生活必需品などが強含んだ。金融大手のキャピタル・ワン・ファイナンシャル(@COF/U)が8.99%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.00%高と買われたほか、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が1.28%高、ファッションディスカウンターのTJXカンパニー(@TJX/U)が1.66%高と値を上げている。
 一方、公益や資本財のほか、大型ハイテク株が含まれるコミュニケーション、情報技術など5セクターは弱含み。クリーンエネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が8.71%安と急落したほか、防衛関連のゼネラル・ダイナミックス(@GD/U)が3.64%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.54%安と値を下げた。


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