詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/10/03 08:42

ネクステラ・エナジー9%安、傘下ファンドの評価引き下げで 無料記事

 2日のNY株式市場では、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が前日比8.97%安の52.15ドル、傘下再生エネルギーファンドのネクストエラ・エナジー・パートナーズ(@NEP/U)が16.70%安の24.74ドルとそろって急落して取引を終えた。傘下ファンドについて、ブローカーが目標株価を大きく引き下げたことが嫌気されている。
 ウェルズ・ファーゴ証券は最新リポートで、ネクストエラ・エナジー・パートナーズに対する投資判断を「オーバーウエイト」→「イコールウエイト」に引き下げ、目標株価を80→33ドル(↓59%)に下方修正した。ネクストエラ・エナジー・パートナーズが先週、分配金の増加見通しを引き下げたことを踏まえたもの。借入コストの上昇によって、再生エネルギープロジェクト向けの資金調達がより困難になりつつあることを憂慮した格好だ。
 ネクストエラ・エナジー・パートナーズは9月27日、リミテッド・パートナー(株式会社でいう「株主」に相当)への分配金(「配当」に相当)の成長期待について、少なくとも2026年まで「約6%(5〜8%)」に引き下げると発表した。従来目標の「約12%」と比べてほぼ半分に引き下げている。両社の最高経営責任者(CEO)を務めるジョン・ケッチャム氏は、「金融政策の引き締めと市中金利の上昇は、分配金を12%ペースで増やすために必要な資金調達に明らかに悪影響を及ぼした」と説明した。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース