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2023/01/25 09:40

システム障害で多数銘柄が取引開始直後に売買停止=NY証取 無料記事

 NY証券取引所は24日、技術的な不具合が発生して取引に混乱が生じたことを受け、取引開始直後の一部取引をキャンセルすると発表した。オープニング・オークションを実施しなかったこととし、ボラティリティが収まる前に発生した異常な値で実行された株式取引を無効としている。
 この日の寄り付き時点で、多くの銘柄が前日終値を大きく上回る・下回る価格で取引を開始。過度のボラティリティを抑えるようルールが設計されているため、そのほとんどが取引開始直後に売買停止となった。その後(取引開始から5〜10分後)、前日終値に近い価格で売買が再開されている(現地時間午前9時50分、全システムが稼働中と発表している)。
 CNBCなど米現地メディアによると、この技術的な不具合の影響を受けた銘柄は200超。主要銘柄では、たばこ大手のアルトリア(@MO/U)、クレジットカード大手のマスターカード(@MA/U)、ビザ(@V/U)、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)、配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)、通信大手のベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)、AT&T(@T/U)、豪鉄鋼大手のリオ・ティント(@RIO/U)、英蘭石油大手のシェル(@SHEL/U)、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)、肥料大手のモザイク(@MOS/U)、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)、生保大手のプルデンシャル・ファイナンシャル(@PRU/U)、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)、産金大手のニューモント(@NEM/U)、鉄道大手のユニオン・パシフィック(@UNP/U)、物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)、石油・ガス大手のオキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)、保険大手のメットライフ(@MET/U)、小売大手のウォルマート(@WMT/U)、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)などがある。


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