先週末26日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比328.69ドル（1.00％）高の3万3093.34ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が 277.60ポイント（2.19％）高の1万2975.69ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、54.17ポイント（1.30％）高の4205.45ポイントと続伸して引けている。
　前日に続き、この日も半導体銘柄が急騰。GPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の強気ガイダンスに続き、この日は半導体大手のマーベル・テクノロジー(@MRVL/U)が好決算と強気ガイダンスで32.42％高と急上昇したことが相場をけん引した（SOX指数は6.26％高）。他企業の好決算も投資センチメントの改善に寄与。小売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が4.26％高、アパレル大手のギャップ(@GPS/U)が12.40％高、財務・人事管理ソフト大手のワークデイ(@WDAY/U)が10.01％高と値を上げている。また、債務上限問題について「合意が近い」と報じられたことも追い風になった（26日時点で合意は未発表）。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3業種で上げが目立った。前述したマーベルが急騰したほか、アナログ半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が11.52％高、クラウド向けネットワーク機器のアリスタ ネットワークス(@ANET/U)が9.06％高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が5.95％高と買われている。大型ハイテク株も堅調に推移し、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.14％高、エヌビディアが2.54％高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.72％高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.44％高で引けた。
　一方、エネルギーやヘルスケア、公益の3業種は逆行安。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.65％安、製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.09％安、電力・ガス大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が0.50％安と弱含んだ。
　なお、週明け29日はメモリアルデーで休場となる。


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