15日のNY株式市場では、オンラインゲームプラットフォームを運営するロブロックス(@RBLX/U)が前日比26.38％高の45.08ドルと急伸して取引を終えた。コロナ後の経済再開下でも、市場予想以上のペースで成長を続けていることが好感されている。
　この日発表された第4四半期（10〜12月）決算は、売上高が前年同期比1.79％増の5億7900万ドルと伸び悩んだものの、（ゲーム内でデジタルアイテム購入時などに使う仮想通貨「ロバックス（Robux）」の期中販売額を示す）ブッキングが同16.79％増の8億9943万ドルに拡大するという結果で、同ブッキングが市場予想（約8億7620万ドル）を上回った。希薄化後EPSはマイナス0.48ドルと赤字が拡大しているが、市場予想（約マイナス0.54ドル）ほど悪くなかった。
　会社側は1月の業績について、売上高が「前年同月比22〜24％増の2億1300万〜2億1600万ドル」、ブッキングが「前年同月比19〜21％増の2億6700万〜2億7100万ドル」に伸びたと見込んだ。
　年末年始の休暇シーズンで、お金を使うユーザー数が増加したことが寄与。1日当たりアクティブユーザー数(DAU)が12月に前年比19％増の5880万人に伸び、1月には同19％増の6500万人に拡大した。同社のMichael Guthrie最高財務責任者(CFO)は「全地域と全年齢層で力強い成長を記録し、特に17歳以上のユーザーが好調だった」とコメントしている。もともと10代のユーザーに強いロブロックスだが、より高い年齢層にアピールする試みが成功したことを示唆した形だ。



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