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2023/06/28 08:58

5月の新築住宅販売件数が前月比12.2%増で上振れ、1年3カ月ぶりの伸び率 無料記事

 米商務省センサス局と米住宅都市開発省は27日、5月の新築一戸建て販売件数(速報値、季節調整後の年率換算値ベース)を発表し、前月(改定値:68万戸)と比べて12.2%増の76万3000戸に拡大したことを明らかにした。減少を見込んでいた市場予想(67万5000戸)に反して2ケタの伸びを記録した格好。3カ月連続で増え、5月の伸びは2022年2月以来の大きさだった。前年同月(63万6000戸)との比較では20%増加している。
 5月販売価格の中央値と平均価格は、それぞれ41万6300ドル(前年同月比↓7.6%)、48万7300ドル(前年同月比↓6.5%)に低下した。ただ、前月比ではそれぞれ↑3.4%、↓1.6%となっている(中央値は上昇に転換)。
 地域別の販売戸数は、西部が17万5000戸(同↓0.6%)とほぼ横ばいだが、北東部が4万戸(前年同月比↑110.5%)、中西部が7万7000戸(同↑40%)、南部が47万1000戸(同↑22%)に拡大した。
 米現地メディアによると、新築物件の5月販売急増は、中古住宅物件の販売在庫が異例に少ないことによって新築販売が押し上げられていることを示す証拠。超低金利で住宅を購入した所有者は、持ち家を売ってはるかに高い金利で別の家を買うことに消極的という。


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