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2023/01/16 10:07

米国株週間相場見通し:強含みか 無料記事

 4営業日の商いとなる今週のNY株式市場は(キング牧師誕生日で16日が休場)、好調な地合いを継いで底堅い値動きが想定される。引き続き、利上げペースの減速が期待される流れ。テクニカル的にも特段の過熱感はない。ダウの14日RSIは62.6まで上昇したが、過熱を示す70まで一定の余地がある。
 利上げ鈍化の観測が強まったのは、各種経済指標で物価上昇ペースの一服が確認されたことが要因。12月の平均時給伸び率が鈍化したほか、同月の消費者物価指数(CPI)も下振れた。また、1月のミシガン大学・期待インフレ率(1年後)が市場予想を下回り、約2年ぶりの低水準に低下したこともプラスだ。これを受けて、アトランタ連銀総裁は「1月末のFOMCでは利上げ幅が0.25%に縮小しても違和感がない」とコメントしている。
 本格化した10-12月期決算も、これまでのところは順調といえる。皮切りとなった大手金融機関は、総じて悪くない内容だった。今週はP&Gなどの決算発表を控えるが、事前予想が厳しいだけに大きく下振れる可能性は低そうだ。


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