詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/07/11 08:38

米国株大引け概況(詳報):4日ぶり反発、ダウ209ドル高 無料記事

 10日のNY株式市場は、幅広い銘柄が買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって4日ぶりに反発し、それぞれ前日比209.52ドル(0.62%)高の3万3944.40ドル、24.76ポイント(0.18%)高の1万3685.48ポイントで取引を終えた。
 新規の取引材料に欠けるなか、この日は値ごろ感や米長期金利の低下を受けて幅広い銘柄が買われた(ダウ平均は先週5〜7日の3日間に終値で約700ドル値下がり)。ただ、上値を追う動きは限られている。12日に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているほか、14日には大手商業銀行の4〜6月期決算発表がある。こうしたスケジュールを踏まえ、様子見姿勢が強かった。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、資本財セクターの上げが目立つ。統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が2.20%高、重電のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.09%高、建機のキャタピラー(@CAT/U)が1.48%高、航空機のボーイング(@BA/U)が0.57%高と買われた。
 ヘルスケアセクターも高い。バイオ医薬大手のアムジェン(@AMGN/U)が2.78%高と急伸したのをはじめ、同業のギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が1.71%高、製薬大手のメルク(@MRK/U)が0.88%高、同業のファイザー(@PFE/U)が0.42%高と値を上げている。
 一方、大型ハイテク株の一角は逆行安。グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が2.72%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.04%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.60%安、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.09%安に沈んだ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース