7日のNY株式市場では、スポーツ用品チェーン大手のディックス・スポーティング・グッズ(@DKS/U)が前日比11.09％高の146.79ドルと急伸して取引を終えた。消費者が裁量支出を減らしているとの懸念がくすぶるなか、足元業績の堅調さが好感されている形だ。
　この日発表された第4四半期（2022年11月〜23年1月）決算は、売上高が前年同期比7.29％増の35億9671万ドルに伸びる半面、純利益が同31.91％減の2億3562万ドルに縮小するという結果だが、売上高と調整後・希薄化後EPS（非GAAP、2.93ドル）ともに市場予想（それぞれ約34億6200万ドル、約2.92ドル）を上回った。既存店売上高が5.3％増え（前年同期：6.6％増）、市場予想の約2.1％を上回っている。
　ガイダンスもやや強気。会社側は23年度（53週間）の業績について、既存店売上高を「横ばい〜2.0％増」、希薄化後EPSを「12.90〜13.80ドル」と予想した。後者は22年度実績の10.78ドル、市需要予想の約12ドルを上回っている。


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