2022/12/08 08:54
米国株大引け概況(詳報):ダウ横ばい、ナスダックは4日続落
7日のNY株式市場は、米景気後退懸念がくすぶるなか、上値の重い展開。主要指標のダウ平均は前日比1.58ドル(0.00%)高の3万3597.92ドルとほぼ横ばいで取引を終える一方、ナスダック総合指数は56.34ポイント(0.51%)安の1万958.55ポイントと4日続落している。
朝方に発表された7〜9月の米単位労働コスト伸び率(2.4%)が市場予想(約3.1%)を下回ったことで、主要3指数は午前中にプラス圏に浮上した。ただ、上値を追う動きは乏しかった。JPモルガンチェースのジェームズ・ダイモン最高経営責任者(CEO)は前日、来年にリセッション入りする可能性があるとの見解を示した。米景気後退懸念がくすぶるなかで上昇の勢いは続かず、ダウ平均は前日終値近辺でもみ合って引けている。
セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が下落。なかでも、コミュニケーションサービス・セクターの下げがきつい。グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が2.10%安、メディアグループ大手のコムキャスト(@CMCSA/U)が0.43%安、米通信キャリアのTモバイルUS(@TMUS/U)が0.40%安と売られた。
一方、ヘルスケアセクターは総じて高い。製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.06%高、医薬品大手のイーライリリー(@LLY/U)が0.93%高、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が0.67%高、ヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が0.61%高と買われている。
他の個別動向では、中古車オンライン販売のカーバナ(@CVNA/U)が42.92%安と暴落。経営破綻の懸念が強まるなか、ウェドブッシュ証券が目標株価を1ドルに引き下げたことなどが逆風だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
朝方に発表された7〜9月の米単位労働コスト伸び率(2.4%)が市場予想(約3.1%)を下回ったことで、主要3指数は午前中にプラス圏に浮上した。ただ、上値を追う動きは乏しかった。JPモルガンチェースのジェームズ・ダイモン最高経営責任者(CEO)は前日、来年にリセッション入りする可能性があるとの見解を示した。米景気後退懸念がくすぶるなかで上昇の勢いは続かず、ダウ平均は前日終値近辺でもみ合って引けている。
セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が下落。なかでも、コミュニケーションサービス・セクターの下げがきつい。グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が2.10%安、メディアグループ大手のコムキャスト(@CMCSA/U)が0.43%安、米通信キャリアのTモバイルUS(@TMUS/U)が0.40%安と売られた。
一方、ヘルスケアセクターは総じて高い。製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.06%高、医薬品大手のイーライリリー(@LLY/U)が0.93%高、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が0.67%高、ヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が0.61%高と買われている。
他の個別動向では、中古車オンライン販売のカーバナ(@CVNA/U)が42.92%安と暴落。経営破綻の懸念が強まるなか、ウェドブッシュ証券が目標株価を1ドルに引き下げたことなどが逆風だ。
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