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2023/08/15 08:54

米国株大引け概況(詳報): 上昇、半導体銘柄などに押し目買い 無料記事

 週明け14日のNY株式市場は、薄商いのなか、半導体銘柄や他のIT株を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前営業日比26.23ドル(0.07%)高の3万5307.63ドルと小幅に3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が143.48ポイント(1.05%)高の1万3788.33ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、25.67ポイント(0.58%)高の4489.72ポイントと反発している。
 8月に入り軟調だった半導体銘柄などに押し目買いが入った格好。モルガン・スタンレーが「トップピック」に再び挙げたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が7.09%高と急伸したほか、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.10%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が6.07%高と軒並み買われた(SOX指数は2.87%高)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇(公益や生活必需品など5業種は弱含み)。なかでも情報技術、コミュニケーションの2業種で上げが目立った。前述した半導体銘柄のほか、大型テック株も強含み。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.94%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.94%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.27%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.56%高と値を上げている。
 素材セクターも高い。鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)とスティール・ダイナミックス(@STLD/U)がそれぞれ3.31%、5.23%ずつ上昇した。同業のクリーブラント・クリフス(@CLF/U)がUSスチール(@X/U)に対して買収提案したことが鉄鋼業界全体への刺激材料となっている(それぞれ8.78%、36.80%ずつ急伸)。


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