米電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)は6日、米国で製品価格を2〜6％引き下げた。7日付CNBCなど複数の米現地メディアが同社サイトを引用して伝えたもの。米国での値下げは年初来で計5回目となる。
　値下げ対象は全モデル。製品別の値下げ幅は、主力セダン「モデル3」が1000ドル、主力SUV「モデルY」が2000ドルとなっている。また、高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」についても5000ドルずつ引き下げた。
　今回の値下げは、EV向け税額控除の対象要件が厳格化される直前で行われた。需要の掘り起こしが目的とみられるが、一部のアナリストはテスラの収益性に悪影響があるのではないかと警戒している。年初からの累計値下げ幅は、「モデル3」で約11％、「モデルY」で約20％に上っているという。
　テスラ株は10日、前営業日比0.30％安の184.51ドルと小幅ながら5日続落で取引を終えた。



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