2023/01/05 10:30
中国ADRが軒並み急伸、アリババは13%高
4日のNY株式市場では、中国ADRが軒並み急伸した。EC大手のアリババ・グループ(阿里巴巴集団、@BABA/U)が前日比12.98%高の103.92ドル、JDドット・コム(京東集団、@JD/U)が14.68%高の66.10ドル、ピンドゥオドゥオ(@PDD/U)が7.73%高の91.06ドル、ネット検索大手のバイドゥ(百度、@BIDU/U)が10.60%高の131.76ドル、ビリビリ(@BILI/U)が4.89%高の28.32ドル、電気自動車(EV)新興企業のニーオ(蔚来汽車、@NIO/U)が10.38%高の10.63ドルで引けている。
当局による規制問題が解決の兆しをみせていることが支援材料。現地メディアによると、アリババ傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)に関し、アント傘下で消費者金融事業を手掛ける重慶マ蟻消費金融有限公司(重慶アント)がこのほど、資本金を2倍超(85億→185億人民元)にする申請が認められた。2020年後半にアントの大型IPOが突然停止されて以降、中国当局と進めてきた事業再編が進展していることを示しているという。
モバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」などを提供するアントに対しては、中国政府が監督を強化し、当局管理下でのガバナンス改善、持ち株会社の設立などを求めていた。こうした要求を受け、アントは21年、消費者金融事業を分離する形で重慶アントを設立している。外部株主の受け入れに関しても、経営の透明性を高める狙いとされる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
当局による規制問題が解決の兆しをみせていることが支援材料。現地メディアによると、アリババ傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)に関し、アント傘下で消費者金融事業を手掛ける重慶マ蟻消費金融有限公司(重慶アント)がこのほど、資本金を2倍超(85億→185億人民元)にする申請が認められた。2020年後半にアントの大型IPOが突然停止されて以降、中国当局と進めてきた事業再編が進展していることを示しているという。
モバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」などを提供するアントに対しては、中国政府が監督を強化し、当局管理下でのガバナンス改善、持ち株会社の設立などを求めていた。こうした要求を受け、アントは21年、消費者金融事業を分離する形で重慶アントを設立している。外部株主の受け入れに関しても、経営の透明性を高める狙いとされる。
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