格付け・金融情報サービス大手のS&Pグローバル(@SPGI/U)は23日、5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値を発表し、前月（53.4）を1.1ポイント上回る54.5に上昇したことを明らかにした。下落を見込んでいた市場予想（約53）に反して上昇し、13カ月ぶりの高水準を記録した形。景気拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で上回っている。
　種類別では、米製造業PMIが48.5前月比↓1.7ポイント）に下落する一方、米サービス業PMIが55.1（同↑1.5ポイント）に上昇した。前者が市場予想（約50）を下回る半面、後者が市場予想（約52.5）を上回る。
　PMIデータは（22年3月にS&Pグローバルへ吸収合併された）IHSマークイットによって世界40カ国以上で集計されたもの。民間企業の上級管理職を対象に調査したデータに基づいて月次ベースで作成されている。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。


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