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2023/09/19 08:54

米国株大引け概況(詳報): ほぼ横ばい、FOMC控え様子見 無料記事

 週明け18日のNY株式市場は、新規材料に欠けるなかほぼ横ばいの展開。主要指標のダウ平均が前営業日比6.06ドル(0.02%)高の3万4624.30ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が1.91ポイント(0.01%)高の1万3710.24ポイントとそろって小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、3.21ポイント(0.07%)高の4453.53ポイントと小反発で引けている。
 今週19〜20日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、動意に乏しい状態。今回の利上げは想定されていないが、最新の経済予測やドットプロット、パウエルFRB議長の会見トーンなどが注目されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギーや金融、大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーションなどのセクターが強含んだ(上昇率は全て1%未満)。原油高で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.81%高と買われたほか、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が1.49%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.69%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.75%高と値を上げている。
 一方、一般消費財や素材など5業種は下落。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.32%安、自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が1.80%安、フォード・モーター(@F/U)が2.14%安と売られた。新型コロナワクチンを手掛けるモデルナ(@MRNA/U)とファイザー(@PFE/U)はそれぞれ9.12%、1.26%ずつ下落。ファイザー幹部が今年の新型コロナワクチンの接種需要が急減すると見込んでいることが嫌気された。


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