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2023/06/07 08:47

米国株大引け概況(詳報):反発、金融株の主導で上昇 無料記事

 6日のNY株式市場は、金融株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比10.42ドル(0.03%)高の3万3573.28ドル、46.99ポイント(0.36%)高の1万3276.42ポイントで取引を終えた。
 相場を押し上げたのは、大手商業銀行や地方銀行などの金融セクター。バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.42%高、シティグループ(@C/U)が2.12%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.00%高と買われた。また、地銀株の値動きを示すKBW地銀株指数は5.4%高と急伸している。ダウ平均構成銘柄では、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)とビザ(@V/U)が2.62%、0.64%ずつ値を上げた。
 金融セクター以外では、一般消費財セクターが高い。農機大手のディア・アンド・カンパニー(@DE/U)が2.76%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.89%高、航空・防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が1.76%高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が1.31%高と買われている。
 ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の6月会合や5月・米消費者物価指数(CPI)の発表を来週に控える中、積極的な売り買いは控えられた。
 他の個別動向では、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.34%高と急伸。投資銀行のパイパー・サンドラーが目標株価を110→150ドルに引き上げたことが好感されている(投資判断は「オーバーウェイト」を継続)。AMDについては、6日にシティが目標株価を85→120ドルに引き上げたばかりだ。


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