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2023/02/24 09:24

インテルが四半期配当を7割近く削減、0.365→0.125ドルに 無料記事

 半導体大手のインテル(@INTC/U)は22日、四半期配当を0.365→0.125ドル(↓66%)に削減すると発表した。年間ベースでは1.46→0.50ドルに減らす形。同配当は次回、5月7日付の登録株主に対し、6月1日付で支払われる予定だ。
 今回の大幅減配は、資本配分を変更するという取締役会の決定を反映したもの。マクロ経済が不安定ななか、事業改革を実行するためにより多くの現金を確保する狙いだ。パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は「新戦略『IDM2.0』を実現し、エンジン再構築の勢いを維持するには、資本の配分を慎重にすることが重要だ」とコメント。ゲルシンガー氏と取締役会が引き続き、競争力のある配当利回りを維持することにコミットしていることも補足している。
 なお、一部のブローカーは、インテルの経営判断に理解を示した。例えばモルガン・スタンレーは最新リポートで、インテルの投資判断を「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に引き上げ(目標株価は29.50→28.00ドルにやや下方修正)。「減配観測は株にとって辛いものだったが、それは正しいこと」と述べ、「減配がすでに発表されたことやバリュエーション面のサポートがあるため、現在の株価水準では下値が限定的」と主張している。
 インテル株は23日、前日比0.55%高の25.61ドルと小反発で取引を終了。減配前に5%超あった配当利回りは、減配後に2%弱に低下した。


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