自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)は9日、半導体受託製造大手のグローバルファウンドリーズ(@GFS/U)と半導体チップの長期供給契約で合意したと発表した。グローバルファウンドリーズ側は今後、NY北部の自社半導体工場でGM専用の生産能力を確保する見通しだ。かかる費用や追加能力など詳細は明らかにしていない。同独占生産が本格的に始まるまでに2〜3年はかかるとみられている。
　GMのグローバル製品開発・購買・サプライチェーン担当執行副社長、ダグ・パークス氏は「グローバルファウンドリーズとの供給契約は、需要に応じた強く回復力のある供給能力を米国で確立するのに役立つ」と説明した。チップ需要ついては「自動車が技術プラットフォームになるにつれ、向こう数年間で我々の半導体需要は2倍以上になるだろう」と予想した上で、従来型ガソリン車よりも多くのチップを使う電気自動車(EV)の技術を高めるにつれ、自動車メーカーのチップ需要が拡大する実情を指摘している。
　9日のNY株式市場では、GMが前日比0.14％高の41.63ドル、グローバルファウンドリーズが3.48％高の64.90ドルで取引を終えた。


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