詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/07/27 10:29

FRBが0.25%利上げ、政策金利は22年ぶり高水準 無料記事

 米連邦準備理事会(FRB)は26日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場予想通り0.25%の利上げを全会一致で決定した。短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を従来の「5.00〜5.25%」から「5.25〜5.50%」に引き上げている。2001年以来、約22年ぶりの高水準。インフレ抑制に向けて2022年3月以降で11回目、累計「5.25%」の利上げを行った格好だ。声明文の内容はあまり変わっていない。
 今回が最後の利上げになるかは依然として不透明。パウエルFRB議長は今後の政策動向について、統計データに基づいて会合ごとに決める方針を改めて示した。記者会見で「データが保証していれば9月会合に再び利上げする可能性は確かにある」としつつも、「政策金利の据え置きを選択する可能性もある。これまで言ったように、会議ごとに慎重に評価を行うつもりだ」と説明している。足元のインフレについては「昨年半ば以降、幾分鈍化した。だが、インフレ率を2%に戻すプロセスにはまだ長い道のりがある」と述べた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース