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2022/09/28 08:45

米国株大引け概況(詳報): ダウとS&P500が6日続落、ナスダックは小反発 無料記事

 27日のNY株式市場は、前日終値を挟んで売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比125.82ドル(0.43%)安の2万9134.99ドルと6日続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が26.58ドル(0.25%)高の1万829.50ポイントと6営業日ぶりに反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も7.75ポイント(0.21%)安の3647.29ポイントと小幅ながら6日続落し、ダウ平均と共に年初来安値を更新している。
 前日まで主要指数が5日続落していただけに、朝方はリバウンド狙いの買いが先行したものの(一時はダウが1.36%高、ナスダックが2.20%高、S&P500が1.70%高まで上昇)、すぐに上値が重くなった。金利の急上昇や為替市場の混乱、世界的な景気後退懸念などが引き続き警戒されるなか、中盤から主要指数はマイナス圏で推移している(ナスダックはその後プラス転換)。長期金利はこの日もじりじりと上昇を続けたが、4%の大台を突破できず、結局3.95%(↑0.03ポイント)で終えた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落(4業種が上昇)。生活必需品や公益などのセクターが売られた。日用品大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が2.75%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が3.49%安、電力大手のデュークエナジー(@DUK/U)が2.50%安と値下がりしている。
 一方、エネルギーセクターは反発。原油反発(↑2%超)を背景に、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が2.10%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.93%高となった。IT大手の一角も強含み、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.51%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.51%高と買われている。


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