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2022/10/27 09:43

3Q上振れでエンフェーズ10%高、欧州向け売上高が前期比7割増 無料記事

 26日のNY株式市場では、太陽光発電向けマイクロインバーターを手掛けるエンフェーズ・エナジー(@ENPH/U)が前日比9.89%高の291.87ドルと急伸して取引を終えた。足元の好業績がプラス材料視されている。
 前日引け後に発表された第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比80.56%増の6億3471万ドル、純利益が同426.44%増の1億1481万ドルに膨らむという結果で、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、108.33%増の1.25ドル)ともに市場予想(それぞれ約6億1765万ドル、約1.10ドル)を上回った。売上高は前期比で20%増えている。
 地域別では、主力市場の米国のほか、欧州で需要が旺盛だった。欧州地域の売上高は前期比で約70%増えている。会社側はその背景について「各国がエネルギーの値上がりや化石燃料依存に対処する取り組みを加速させているため」と説明した。
 会社側は第4四半期(10〜12月)の業績について、売上高を6億8000万〜7億2000万ドル(前年同期比65〜74%増)と予想した。中間値ベース(約7億ドル)で市場予想(約6億5500万ドル)を大きく上回っている。
 好業績を受けて、ブローカーの間では目標株価を引き上げる動きが相次いだ。例えば「バイ」の投資判断を維持しているニーダム、ゴールドマン・サックスが目標株価をそれぞれ275→335ドル(↑22%)、328→362ドル(↑10%)に引き上げている。


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