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2022/12/16 08:52

11月の小売売上高は前月比0.6%減、市場予想を下回る 無料記事

 米商務省センサス局は15日、11月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比0.6%減の約6894億ドルに縮小したことを明らかにした(前年同月比では6.5%増)。市場予想(約0.2%減)を下回っている。9〜11月の3カ月間では、前年同期比で7.7%増加した。
 自動車・部品を除いた11月・小売売上高は前月比で0.2%減った(市場予想:約0.2%増)。幅広いセクターで「値下げ」が広がった格好。種類別の動向は、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.8%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が0.7%増、その他小売店が0.5%増、飲食店が0.9%増と好調な一方、自動車・部品ディーラーが2.3%減、家具店が2.6%減、家電量販店が1.5%減、建材・園芸資材店が2.5%減、ガソリンスタンドが0.1%減、衣料品店が0.2%減、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.2%減、GMS(百貨店など)が0.1%減、非店舗販売が0.9%減と落ち込んでいる。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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