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2022/10/27 13:52

インテル傘下モービルアイが米上場、初日は38%高で終了  無料記事

 高度運転支援システム(ADAS)や自動運転ソリューションを手掛けるモービルアイ・グローバル(@MBLY/U)は26日、ナスダックに上場し、公募価格(21ドル)を37.95%上回る28.97ドルで取引を終えた。朝方に公募価格を27%上回る26.71ドルで寄り付いた後、中盤から徐々に上げ幅を広げている。終値ベースでの時価総額は約230億ドルに達した。
 上場したモービルアイは2017年にインテル(@INTC/U)によって153億ドルで完全子会社化されるまで、米国で上場していたことがある(当時のティッカーもMBLY)。今回の新規株式公開(IPO)では、事前の想定よりかなり低めに設定された仮条件「18〜20ドル」をやや上回る21ドルで値決めされた(21ドルを基準に計算した時価総額は約170億ドル)。会社側はクラスA株4100万株(発行済み株式総数の約5%)を売り出し、約8億6100万ドルを調達している。なお、インテルは(クラスA株の10倍の議決権を持つ)クラスB株7億5000万株を保有し、経営権を維持している(オーバーアロットメントを除くと、上場後の発行済み株式総数は7億9626万株。内訳はA株が4626万株、B株が7億5000万株)。
 1999年にイスラエルで創業されたモービルアイは、多数の自動車メーカー(アウディ、BMW、VW、GM、フォードなど)と提携し、カメラベースの高度運転支援システムなどを開発。現在では、50社以上のメーカーが約800車種でモービルアイのシステムを使っている。年商は徐々に拡大し、19年、20年、21年の売上高はそれぞれ8億7900万ドル、9億6700万ドル、14億ドル(前年比4割増)に上っている。


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