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2023/02/28 10:05

ユニオン・パシフィック9%高、経営トップの交代でテコ入れ期待 無料記事

 週明け27日のNY株式市場では、鉄道会社大手のユニオン・パシフィック(@UNP/U)が前営業日比9.35%高の212.17ドルと急伸して取引を終えた。経営トップの交代で事業のテコ入れなどが期待されている。
 同社は26日、「ランス・フリッツ最高経営責任者(CEO)が年内に退任し、後継者を選ぶことになった」と発表した。長期にわたって経営の舵取りを担えるCEOを選ぶため、業界内や隣接業界で有能な候補者をリストアップしているという。
 CNBCによると、ユニオンパシフィックに約16億ドル出資しているとされる米ヘッジファンド、ソロバン・キャピタル・パートナーズが26日に書簡を通じてフリッツCEOの交代を求めた後に同発表は明らかにされた。ソロバン側はユニオン・パシフィックの元最高執行責任者(COO)、ジム・ヴィーナ氏を後任として検討するよう要請。「経営陣の刷新によって、2025年のEPSが約18ドルに達する可能性がある」と主張している(22年の希薄化後EPS:11.21ドル)。
 少なくとも一部のブローカーはこの動きを歓迎。BofAセキュリティーズは最新リポートで、ユニオン・パシフィックに対する投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げた上で、目標株価を218→241ドル(↑11%)に上方修正した。新たな経営トップが貨物取扱量の引き上げや運営コストの削減を進めると期待している。


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