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2023/06/19 11:55

ミシガン大学消費者態度指数:6月速報値が63.9で上振れ、短期インフレ期待が急低下 無料記事

 ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターは16日、6月の消費者態度指数(速報値)を発表し、前月(59.2)を4.7ポイント上回る63.9に上昇したことを明らかにした。市場予想(約60)以上に改善した格好だ。
 指数の内訳は、「現在の景況感」が68.0(前月:64.9)、「今後の見通し」が61.3(前月:55.4)とそろって上向いた。
 短期のインフレ期待は予想以上の低下。消費者の1年期待インフレ率が4.2→3.3%(市場予想:約4.1%)に下がった。2021年3月以来、約2年ぶりの低水準を記録した格好だ。5年期待インフレ率も3.1→3.0%(市場予想:約3.0%)に低下している。
 この統計は、非営利民間調査団体の全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表する「消費者信頼感指数(CCI)」と同様に、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。原則的に速報値が毎月第2金曜日、確報値が毎月最終金曜日に発表される。1966年のデータを100として数値化している。アンケート調査の対象は、速報値で300世帯、確報値で500世帯とコンファレンスボードのCCI(調査対象:約5000世帯)より少ない。調査対象が少ないことで数値のブレが大きいものの、速報値はコンファレンスボードの消費者信頼感指数より早く発表される利点がある。


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