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2022/10/18 08:46

米国株大引け概況(詳報): 急反発、過度な懸念の後退で 無料記事

 週明け17日のNY株式市場は、先行きに対する過度な警戒感がやや後退するなかで買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比550.99ドル(1.86%)高の3万185.82ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が354.41ポイント(3.43%)高の1万675.80ポイントとそろって急反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も上昇し、94.88ポイント(2.65%)高の3677.95ポイントで引けている。
 主要株価指数が年初来安値近辺で推移するなか、市場の一部で株価が回復するとの楽観的な見方が浮上したことが支援材料。今年の下げ相場を予想したモルガン・スタンレーのストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は「収益の落ち込みや景気後退を回避できれば、S&P500が短期的に4150ポイントまでテクニカルリバウンドする可能性がある」との見解を示した。実際、銀行の足元業績は底堅い。バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)などがこの日発表した第3四半期(7〜9月)決算が軒並み市場予想を上回っている。また国外では、英ハント財務相が大規模減税策をほぼ撤回したため、英ポンドが上昇し(=ドル安)、英10年債利回りが低下。米国でも2年債利回りと10年債利回りがそれぞれ4.44%(↓0.06ポイント)、4.01%(↓0.01ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる一般消費財、コミュニケーション、情報技術の3セクターで上げが目立ち、3〜4%超の上昇を記録した。個別では、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.01%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が6.45%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.53%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が5.74%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.89%高と買われている。グロース株も買われ、ロブロックス(@RBLX/U)が19.83%高、スノーフレーク(@SNOW/U)が9.95%高と値を上げた。


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