8日のNY株式市場では、　配車サービス大手のリフト(@LYFT/U)が前日比22.91％安の10.90ドルと急落して取引を終えた。足元業績が下振れたことなどが嫌気され、上場来安値を更新している。
　前日引け後に発表した第3四半期（7〜9月）決算は、売上高が前年同期比21.91％増の10億5382万ドルに拡大したものの、純損失が4億2220万ドルに膨らむという結果で（前年同期は9971万ドルの純損失）、売上高、同EPSともに市場予想（それぞれ約10億5500万ドル、約マイナス0.46ドル）を下回った。
　アクティブ利用者数は7.2％増の2030万人に伸びているが、市場予想（約2120万人）ほど回復していない（増収は単価上昇などによるもの）。コロナ前の水準（19年第4四半期：2290万人）も依然として下回っている。
　競合ウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)と比べて精彩を欠く結果。先週に発表されたウーバーの第3四半期決算では、売上高と調整後EBITDA(非GAAP)が市場予想を上回った。月間アクティブ利用者が14％増の1億2400万人に伸び、コロナ前の水準を上回ったという。


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