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2019/09/26 08:33

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックも高い 無料記事

 25日のNY株式市場は、米中貿易摩擦の懸念が薄らぐ中で買われる展開。主要指標のダウ平均は反発し、前日比162.94ドル(0.61%)高の2万6970.71ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も反発し、83.76ポイント(1.05%)高の8077.38ポイントで終了している。
 トランプ大統領が国連本部で記者団に対し、中国との貿易協議について「中国側は(合意を)強く望んでいる。あなた方が思っているよりも早く実現するかもしれない」と述べた。また、その後の記者会見でも「中国側とは良い対話を続けている」と明らかにしている。
 これを受け、ダウ平均では中国販売比率の高い企業の株価が上昇。半導体最大手のインテル(@INTC/U)が2.41%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.54%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.19%高と買われている。
 セクター別では、情報技術の上げが目立つ。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.44%上昇したほか、半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が1.53%高、ITグループ大手のアイビーエム(@IBM/U)が1.04%高、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が0.99%高と値を上げた。
 コミュニケーション・サービスも高い。ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.99%高と急伸したのをはじめ、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が2.27%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が0.85%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.84%高と買われている。
 他の個別動向では、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が4.16%高で過去最高値を更新。前日引け後に発表された6〜8月期業績で、売上高と希薄化後EPSが上振れたほか、中華圏の売上高が前年同期比22%増加したことなどが追い風だ。


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