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2023/09/20 08:15

米国株大引け概況(詳報): 小反落、FOMC控え様子見続く 無料記事

 19日のNY株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えてやや軟調な展開。主要指標のダウ平均は前日比106.57ドル(0.31%)安の3万4517.73ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が32.05ポイント(0.23%)安の1万3678.19ポイントとそろって小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、9.58ポイント(0.22%)安の4443.95ポイントと小反落で引けている。
 今週19〜20日にFOMCが開かれているため、前日に続き積極的な買いが手控えられている状態。原油先物がこの日一時93ドル台をつけたほか、UAWのストなど賃金上昇圧力の高まりなどもあり、金融引き締めの長期化が警戒されている。米長期債は売られ、10年債利回りが4.36%まで上昇し、2007年11月以来の高水準をつけた。今回のFOMCで利上げは想定されていないが、最新の経済予測やドットプロット、パウエルFRB議長の会見トーンなどが注目されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落(下落率は全て1%未満)。一般消費財や公益のほか、景気動向に敏感なエネルギーや資本財などが弱含んだ。EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.68%安、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が2.84%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.41%安、農機大手のディア(@DE/U)が2.96%安と値を下げている。また、半導体関連も軟調。先週上場した英半導体設計大手のアーム(@ARM/U)が4.88%安と3日続落したほか、半導体大手のインテル(@INTC/U)が4.34%安と売られた。
 一方、大型ハイテク株の一角は堅調。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.62%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.83%高と強含んだ。


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